アンダーソン・ウォード・グラブへの直撃インタビュー
レゴ®デザイナーのアンダーソン・ウォード・グラブが、モジュラービルディングコレクション、ジャズクラブ開発の舞台裏へ案内してくれました。
高度な組み立てテクニックを駆使してどこまでもリアルにつくり上げる建物と、そこにまつわる陽気な物語の数々…レゴ モジュラービルディングコレクションは、ブロック組み立てモデルの最高峰と言っても過言ではありません。そこでジャズクラブ開発を担当したデザイナーの1人、アンダーソン・ウォード・グラブに協働開発の過程について聞いてみました。
このモデルをジャズクラブにしようと思ったきっかけは?
理由は二つあります。一つは実用性、そしてもう一つが情感です。私たちは、モジュラービルディングモデルの小さな空間を舞台に物語を伝えなければなりません。四方に壁を立てて、階段などを取り付ければ空間はどんどん狭くなっていきます。その点、ジャズクラブは現実でもこぢんまりとしているので都合がよかったんです。
そして、ジャズという歌やジャズクラブという場所のイメージは、ムード満点です。洒落たリズムが流れる夜の街のさざめき、いなせでエネルギッシュな過ぎ去りし日の気配が漂ってきます。モジュラービルディングコレクションは、ただ組み立てを楽しむだけのモデルではありません。街の喧騒の中に降り立った気分を味わえることも重要です。その意味でも、ジャズクラブはどんぴしゃりでした。