不思議な心地よさをもたらすレゴ®作品 | 公式レゴサイト

レゴ®ブロックを使った、不思議な心地よさをもたらす作品たち

ちょっとしたことで、すごくうれしい気持ちになることがありませんか? 例えば、届いた小包の中に、まだつぶれていないプチプチの気泡緩衝材がたっぷり入っていたとき。ちょうどいい薄さの氷が張った水たまりを踏んだとき。

そして、大量のレゴ®ブロックの中に手を突っ込むとき……

どうしてなのかわからないけど、なんだか気持ちがいい。レゴ作品をつくる魅力も、これに通じるところがあります。小さなプラスチックのブロックを積み重ねるだけで、何がそんなに楽しいのでしょうか。無我夢中になったり、満足感を覚えたりするのはどうして?

私たちにもよくわかりません。ただ、レゴの不思議な心地よさに気がついている人がたくさんいることだけは、はっきりしています。

そこで今回は、その心地よさがどこから、どのようにやって来るのか、少し掘り下げてみることにします。

世界中から不思議な心地よさをもたらすレゴ作品をたくさん集めました。どうぞお楽しみください。<br>

ストップモーション

世界中の人々が、レゴブロックを使った素晴らしいストップモーション動画を制作しています。

動画の魅力を生み出す上で大きな役割を果たしているのが、音声編集です。世界的に流行しているものの、まだほとんどメカニズムが解明されていないASMR(聴覚や視覚が刺激されたときの心地のよい感覚)の効果を活用したものが多く見られます。時代を超越したレゴブロックの音が、動画内で効果的に使われているのです。

レゴマスターアーティストのエコウ・ニマコさんは、動画『Building Black』の中で、レゴのカチッという音は「設計された通りに、何かと何かがぴったり合う」音だと語っています。それが心地よさをもたらします。だから、レゴのストップモーション動画でも、その音が印象的に使われているのです。

そのような作品をいくつかご紹介します。

まず、韓国から。ユーチューバーのBebopさんはレゴブロックで「料理」をします。作品を見る前にこれだけは言っておかないと。「レゴブロックは食べ物ではありません!」

何を当たり前のことを……と思うかもしれませんが、Bebopさんの動画を見れば、決して大げさではないことを理解いただけると思います。

レゴのストップモーションシリーズとして現在4本の動画を公開している、Brick Brosさんにも注目です。どの作品も素晴らしいのですが、私たちのお気に入りは、木工所を舞台に、レゴ社の最初期に作られたおもちゃをリメイクする動画です。ぜひ音声をオンにしてご覧ください。

音だけでなく視覚的な面でも、通常は試行錯誤を重ねるレゴの組み立てを、スムーズな動画で見ることには、ある種の喜びがあります。

そのため、レゴのストップモーション動画の名人たちは、通常は時間がかかる作業をスムーズに見せるため、1秒間の撮影枚数をできるだけ多くし、流れるような映像を生み出しています。

うっとりするような魅力

次は、うっとりするような魅力のあるレゴ作品たちです。

瞑想をしたことのある方は、心の安定には呼吸が重要であることをご存じでしょう。呼吸に意識を向けることで、雑念を抑えて、集中を保てるのです。

レゴの組み立てにも同じような作用があります。繰り返しの作業でありながら、退屈はしません。過度な負荷とならず、心や頭をちょうど良い加減に刺激してくれます。

ここではまず、レゴ テクニックに特化したユーチューバー、Yoshihito ISOGAWAさんを紹介します。注意点としては、この後、用事がある人は安易にYoshihitoさんのYouTubeページにアクセスしないこと。気がついたら5時間経っていた、ということになりかねませんから。

では、うっとりするような魅惑的なレゴ作品たちをどうぞ。

ところで、レゴの組み立てでリラックスできる理由を解明する鍵は、瞑想にあります。作業に完全に没入する「フロー状態」に関係しているのです。瞑想サービスを専門とするHeadspace社は、これを「体と頭が溶け合うような感覚になり、何かに夢中になって、深く集中し、他のことは頭に入らないような状態」だと表現しています。

心理学者のミハイ・チクセントミハイは、2004年のTed Talkで、フロー状態になると「我を忘れる感覚」になると述べています。「その瞬間ごとに自分が何をしたいのかを正確に把握していて、すぐにフィードバックを得られる状態」にあると、フロー状態に入れると言うのです。

レゴの組み立てのような作業に没頭していると、他の心配事や執着、体の不調さえも忘れてしまうことがあります。このテーマについては、マインドフルネスとレゴの組み立てを結びつけた『Build Yourself Happy(作ってハッピーに)』という本も出版されています。

レゴブロックを使った、どっぷりとはまる作業には「ノリング(knolling)」もあります。これは、さまざまなパーツを縦・横に整然と並べて、上から写真を撮るというものです。それでどうなるかって? ぜひ、ご自分の目で確かめてみてください! 才能あるレゴの大人のファンによる、レゴブロックを使った不思議な魅力のあるノリング作品を紹介します。

最後はレゴ作品の、おそらく最も奇妙な使い方を紹介して締めくくりたいと思います……

叩き壊す

私たちは原則として、レゴ作品はそのままの姿で残っていて欲しいと思っています。ただ、場合によってはその原則に目をつぶることもあります。科学的な解明のために、とか。これもそういうことです……よね?

それに、私たちレゴは「創造力が、世界を変える」という哲学を掲げていますが、何かを作り変えるには、組み立てて、解体して、新たに作らなければなりません。つまり、その3分の1は、解体なのです(言い訳っぽく聞こえるかもしれませんが)。ということで、その解体の極端な例を紹介します。

ああー。大変な苦労をかけて作ったものが壊されるのを見て満足するなんて、どうかしてるんでしょうか?

もしかしたら、仏教の僧侶が何日も何週間もかけて、砂で繊細に作った美しいマンダラを、儀式で無に帰してしまうのと同じ精神性が宿っているのかも?

いや、それは言い過ぎかな。

まあ、時には、レゴブロックがあちこちに飛んでいく様子を見るのも悪くないってことです。

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