アーカム・アサイラム見学ツアー
ようこそアーカム・アサイラムへ。
参加者の生還率50%というスリル満点のツアーがもうすぐ始まります。
あらかじめいくつかの注意点をお伝えいたします。ツアー中はコースを外れて、植物を自由に操る緑色の女性のあとをついていかないでください。フラッシュを使用する写真撮影は、キラー・クロックを刺激するため禁止されています。
スマホはマナーモードに設定してください。ご質問がある方は、ツアー終了後にお願いします。トイレ休憩はございません。
では、ツアーをお楽しみください。
ようこそアーカム・アサイラムへ。
参加者の生還率50%というスリル満点のツアーがもうすぐ始まります。
あらかじめいくつかの注意点をお伝えいたします。ツアー中はコースを外れて、植物を自由に操る緑色の女性のあとをついていかないでください。フラッシュを使用する写真撮影は、キラー・クロックを刺激するため禁止されています。
スマホはマナーモードに設定してください。ご質問がある方は、ツアー終了後にお願いします。トイレ休憩はございません。
では、ツアーをお楽しみください。
エリザベス・アーカム触法精神障害者病棟はかなり古い建物であり、収容者の破壊行為によってこれまでに何度も改築・修繕が施されてきました。2,953ピースのレゴ®パーツで組み立てられた最新館は、3階建てに拡張されています。
ゴッサム・シティの凶悪犯罪者たちを収容してきたこの建物は、街の代名詞と言っても過言ではありません。ゴッサム・シティの風景に溶け込み、繰り返される脱走劇が街の風物詩と化しています。
過去の見学者は、廊下の奥から囚人たちのうめき声が聞こえてくるような気がすると言っていましたが、決して空耳ではありません。ここにはまだ数多くのヴィランが収容されているのです。
1階でまず目につくのは翼のある像ですが、いたずら描きを消してもまた繰り返されるので諦めました。この像については、後ほど詳しくご説明いたします。ここからレントゲン室へ向かいます。
地階には独房が3つ。左側にベインがいます。背中にくっついている緑色のものは私物のヴェノムで、あれがあるとすばやく敏捷に動け、よりパワフルになります。模範囚なので特別に着用を許可しています。
右手にはスケアクロウをご覧いただけ…えっ?さっきまでそこにいたのに…。おほん、ご心配は無用です。こちらへお急ぎください。
地階には多目的ルームもあります。ここで収容者のマグショットを撮影し、監視カメラをモニターするほか、職員の休憩室としても使われます。室内にあるパニックボタンと全室解錠ボタンを誤って押さないようにご注意ください。これまでに何度か大混乱を引き起こしたことがあります。
空気を震わせる戦慄を感じませんか?この先には、あの悪名高いジョーカーが収容されています。まさに凶悪犯罪者にふさわしい場所です。もちろん、ヤツが過去に集団脱走をそそのかしたり、この建物の地下にスーパーヴィランのアジトを作ったりしたことも承知の上です。でも、そろそろ別の収容先を考えた方がいいかもしれませんね…。
2階は、ゴッサムシティの凶悪犯罪者たちを隔離する第1収容棟です。黄色の配電盤裏に隠されたレバーを引くと、独房のガラス戸が一斉に開きます。集会のときに便利な機能かもしれません。どなたか、お試しになりたい方はいらっしゃいますか?
一般の刑務所では厚さ30㎝もある鋼鉄製のドアを設置していますが、それではあまりにも味気ないので当施設ではガラス製ドアを採用しました。鉄製の格子も候補に上りましたが、ポイズン・アイビーがツルをからませて他の収容者にちょっかいをかけるため、ボツになりました。
とは言え、ガラス製ドアもポイズン・アイビーを止められないようです。
これだけの凶悪犯罪者が集まった施設ですから、警備には万全を期しています。最先端設備を揃えた監視塔から、警備員2名が目を光らせています。過去には、ジョーカーが職員に変装して逃げおおせたことがあったため、警備員の身元は厳重に確認してあります。
ペンギンには、脱走に(再び)利用しないという条件を付けて、2体のペットを許可しています。
ここ心理鑑定室には、録音機と座り心地のいいソファがあります。ちなみに、ゴッサム・シティ市民が選ぶ「最もつきたくない職業」の第1位にアーカム・アサイラム専属の心理学者が選ばれました。今回の参加者の中に就職希望の方がいらっしゃいましたら、ツアー終了後にご相談ください。みなさんのご応募をお待ちしております。どなたでもハーレイ・クインよりはマシなはずです。
さあ屋上に到着です。足元にご注意ください。ここにはサーチライトや給水塔のほかにMr.フリーズ用のエアコン室外機があります。Mr.フリーズの独房は常に零度以下に保たれ、背筋も凍るアーカム・アサイラムにふさわしい場所となっています。
わたしたち職員は、収容者の矯正や更生のため、彼らを捕まえたスーパーヒーローの善行を話して聞かせます。しかし、逆恨みに拍車がかかる可能性もあるかもしれません。
いずれにせよ、収容者たちがスーパーヒーローのことを忘れないようにしています。先日も、バットマンコミックの#9巻がごみ箱に捨てられていましたよ。あれって貴重なお宝品だったのかなあ…?
また、バットマン、ロビン、バットウーマンには、無料のゲストパスを発行しています。いつもここら辺にあるんですが…ああ、あった。これを見せるたびに収容者たちがいきり立つんですよ。
キャットウーマンもゲストパスを欲しがっていましたが、どちらの味方か判断が付きかねるため保留になっています。でも、館内をいつもうろついていますよ。あれ?キャットウーマンって収容者の一人だったかな?あとで事務局に行って確かめておこう。
屋外から建物を見てみましょう。ゴッサム・シティならではのゴシック建築様式のモジュラーデザインは、レゴ モジュラービルディング コレクションのモデルとつなげることができます。ブティックホテルのようなモデルの隣りに世界的な凶悪犯罪者たちの収容施設を組み立てることに賛否両論はありますが、何度も繰り返されてきた集団脱走がまた起きるとは限りません。
ここに収容されているのは、手に負えない凶悪犯罪者ばかりですが、その中でもなぞなぞ好きのリドラーには特にイライラさせられます。ヤツにだまされて独房のカギを渡してしまった職員は、わたしだけではないはず。館内のあちこちになぞなぞを残していくから、気になって仕事が手につきません。
翼のある守護神の像に囲まれた中庭は、専用護送車で送り込まれてくる収容者たちを迎え入れる場所です。護送車には、凶悪犯罪者を運ぶ手押し車と麻酔銃2本が装備されています。収容者は、中庭の壁に右手にご覧いただけるような穴を開けて脱走します。
本日の見学ツアーで、アーカム・アサイラムがゴッサム・シティの凶悪犯罪者たちを一時的に留置する施設として有名な理由をおわかりいただけたかと思います。
ただいま鳴り響いている警報は、ツアー終了の合図ではありませんが、誠に勝手ながら本日のツアーはこれにて終了させていただきます。みなさん、急いで避難してください。
ギフトショップを抜けて建物の外へ出られます。ガイドへのチップはいつでも大歓迎です。
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