AFOLインタビュー:ブリ

ブリ

私の名前はブリ(性自認:女性)。仕事はシニアネットワークエンジニアです。旅行が大好きで、写真やデジタルアートの趣味もあります。そして、LGBTQIA+を応援するAFOL(大人のレゴ<sub>®</sub>ファン)です!<br>

AFOLのLGBTQIA+コミュニティについて教えてください。このグループの一員として、得たものはありますか。

AFOLの世界へ足を踏み入れたきっかけは、レゴユーザーグループ(LUG)の活動が盛んな地域へ、たまたま出張したことでした。そこではLUGの月例ミーティングが開かれており、週末に何もすることがなかった私は参加してみることにしました。最初はちょっと離れたところにおとなしく座っていたんです。知り合いもいなかったしね。でも、すぐにLGBTQIA+のレゴファンがつくったFabuLUGのメンバーと打ち解けました。積極的にLUGミーティングに出席している人たちばかりでした。LGBTQIA+の仲間を見つけたことによって、すばらしい創造の世界が広がり、LUG/FabuLUGメンバーの勧めで、私の地元でもLUGを発足させることになりました。

LGBTQIA+コミュニティ支援のため、企業はどんな役割を果たせると思いますか?

難しい質問ですね。じゃあ、私から企業にチャレンジするような質問をしたいと思います。今やプライド月間になると、企業が商品や宣伝にやたらレインボーを取り入れる「レインボー・ウォッシング」が広く行われています。その結果、プライド月間は、みんなが我さきに参加するお祭り騒ぎになったと思います。でも、そうした企業はエイズ危機のとき、いったいどこにいたんでしょうか。私たちが結婚の自由を求めて戦っていたとき、それらの企業は一体何をしたでしょう。LGBTQIA+の人々が苦境にあるとき、頼りになったでしょうか。一般の人たちや企業が、これからLGBTQIA+コミュニティと手を取り合って進んでいくために、これらのことを考えていただきたい。

LGBTQIA+コミュニティは、今もさまざまな困難に直面しています。仲間は多ければ多いほど助かります。だから、LGBTQIA+コミュニティを全面支援してくれる人や企業には、本当に感謝しています。今日の企業に、まず質問したいことは、LGBTQIA+の従業員やお客さまを支援する方針があるかどうかですね。例えば、あなたの会社には、トランスジェンダー従業員の経済的負担の軽減や健康の保持増進を図る包括的な医療福祉制度はありますか。心の病気を抱えた従業員へのサポートは?保健医療制度の担当者はLBGTQIA+コミュニティを理解し、軽率な言動をとらず、本当に必要とされる支援をしていますか。LGBTQIA+向けのキャンペーンやインテグレーションのプロジェクトに、LGBTQIA+の従業員やコンサルタントを起用していますか。お客さまに対しては、LGBTQIA+の待遇改善に役立つ製品を開発していますか。あらゆる人に平等な権利を勝ち取るため、LGBTQIA+支援団体と協力していますか。LGBTQIA+支援団体に対し、企業としての社会的立場に応じた金銭面、実質面での支援を行っていますか。6月になると、どこの企業もレインボーカラーの商品を販売しますが、体裁を取り繕うだけではなく、思慮深く、意図的な支援を行っていますか。6月に限らず、常にLGBTQIA+コミュニティを支援していますか。

まあ、厳しいことを言いましたが、多様性を受け入れる姿勢とあらゆる人の平等を勝ち取っていくうえで、企業がリードする方法はいくらでもあります。

あなたは、自己表現のために創造力をどのように使っていますか?

私にとって、レゴの組み立ては瞑想のようなものです。性同一性障害は不安やうつを引き起こしやすいため、レゴブロックがいい気晴らしになります。座禅は苦手なんです。だからこそ、なおさらすべきなのかもしれませんが、散歩やハイキングなど、身体を動かしながら瞑想する方が性に合っています。レゴブロックもその一つです。レゴを組み立てていると、頭がスッキリしてきます。一つのセットを集中して組み立てることで気持ちが解放されます。必要な部品やピースはすべてそろっているし、組み立て説明書通りにすれば、まず間違いはありません。そのおかげで「なにもかも大丈夫!」と思えるようになるんです。<br>

今年は、どこでどんなふうにプライド月間を祝いますか?あなたにとって、プライド月間の持つ意味は?

ここのプライド月間は10月なんですよ。新型コロナウイルス感染症の状況次第では、どうなるかわかりませんが、みんなに直接会って、ハグするつもりです。6月には、オンラインイベントに参加するんじゃないかな。

私にとって、プライド月間は自分らしさを主張するときです。私は長い間、世界から自分自身を隠して生きてきました。それは決して誇れることではありません。でも、当時はそれしか生き残るすべがないと信じていたんです。本当のブリは、受け入れてもらえないものと思い込んでいました。でも、もうこれ以上、隠しきれなくなったんです。これまで大切にしてきたことや、人間関係を失う恐怖よりも、カミングアウトせずにいる苦しみの方が勝っていました。私は、自分のペースで一歩一歩、カミングアウトを始めました。あらゆる人に真実を告げた今、私から離れていった人はほとんどいません。今日の私があるのは、先祖やトランスジェンダーの先人たちのおかげだと感謝しています。すべてのLGBTQIA+が、カミングアウトできるわけではありません。誰もが身の安全を守る必要がありますからね。私はカミングアウトしたことを誇らしく思い、カミングアウトできない人たちのためにも、自分らしさを主張していくつもりです。