お話づくりが大切な理由
遊びは、お子さまにとって最も重要かつ効果的な学習方法だと言われています。おもちゃを使ったストーリー性のあるごっこ遊びはお子さまの創造力を鍛え、新しい物語を考え出すたびに自信がついて、その内容はどんどん複雑になっていきます。(しかも、自作のお話を家族やお友だちに披露することによって、コミュ力も大幅アップします)
お話づくりのメリットは、自分に自信のないお子さまにも有効です。ふだんは引っ込み思案のお子さまが、レゴ セットで遊びながら、目を輝かせてお話を聞かせてくれるときほど、喜ばしいことはありません。お子さまだけでなく、大人にとっても、お話づくりは世の中の複雑な仕組みを説明するのに役立ち、そこに何らかの意味付けができるばかりか、楽しさや慰めを見出すことにもつながります。お子さまとゲームをするときにも、お話づくりが役立つツールになります。
だからこそ、お話づくりのできるおもちゃが大切なのです。では、レゴ セットを使って、どのようにお子さまのお話づくりを応援できるでしょうか。
子どもたちのお話づくり
レゴ シティシリーズのセットの遊び方は大きく分けて三つあり、それに応じてお話づくりも特徴づけられます。
まずは、アクション中心のごっこ遊び。お話に合わせて立ったり、飛び跳ねたり、お子さまたちは全身を使って遊びます。ドラマとサスペンスにあふれ、お子さま中心の物語展開です。数万の聴衆(おうちの大人の方やペットを含む)が固唾を飲んで見守る中、360°大回転に挑む究極のスタントチャレンジ(60361)は、まさにその典型と言えるでしょう。
お子さまがスピードアクションに夢中になっている間、大人はできるだけジャマにならない場所にいることをお勧めします。乗り物、シューター、ミニフィギュアの三種の神器がそろえば、お子さまは勇んでアクションの中へ飛び込んでいきます。
お話づくりを中心としたごっこ遊びに夢中になるお子さまもいらっしゃいます。
この手のお子さまは、セットの細かい部分に目を付けて、それをヒントにユニークな発想のお話を展開します。たとえば、カスタムカーショップ(60389)を例に挙げてみましょう。まさか「自動車がテーマのセットには、自動車が入っているだけ」とは思われませんよね?自動車セットは「自動車を組み立てて走らせて終わり」ではありません。オートディーテイリングやモデルチェンジをはじめ、様々なキャラクターとのやりとりを楽しむことができます。
だからこそ、どのレゴ セットも遊ぶたびに自由な発想で筋立てを膨らませられる環境を創り出します。ポリスアカデミー(60372)のようにたくさんのミニフィギュアが付属したセットは、キャラクターの人物描写を深めるために役立ちます。
レゴ シティシリーズの遊び方として最も一般的なのは、創造力を使うクリエイティブな遊びですが、ここでそれぞれのお子さまの個性が存分に発揮されます。お子さま独自のアイデアや好きなことと、レゴ セットのテーマ、パーツを組み合わせた奇想天外な世界では、ポリスが海底で捕り物帳を繰り広げ、農家の人はトラクターの代わりに4WDで畑を耕します。
緊急出動本部(60371)のように、どんなシチュエーションもリアルなごっこ遊びにできるセットもあります。
鳴り響くサイレンの音と共に、ワクワクする物語がはじまります。しかし、クリエイティブな遊びの主役は、あくまでもお子さまです。
最後になりましたが、お話づくりには、同年齢の子どもたちと仲良く遊ぶ方法を学べるというメリットもあります。アクション好きのお子さまとお話づくりに夢中なお子さまがいっしょに遊べば、お互いのいい所を取り入れて、創造力がより豊かになり、遊びの世界もさらに広がります。
この特集にぴったりな締めとなったところで、お開きとさせていただきます。