オンラインゲームの安全のためのアドバイス

オンラインゲームの安全のためのアドバイス

世界のインターネットユーザーが50億人以上にものぼる現代、お子さまのオンラインの安全を守る重要性も高まり続けています。

ところが、アプリ、ゲーム、メッセージサービス、さまざまなSNSなど、世の中にはオンラインプラットフォームがあふれ、お子さまのデバイスに何が入っており、どんなふうに使っているのかを把握するのは保護者の方にも難しいのが実情。

そうしたことから、大人の方々にとってはお子さまのオンラインの安全を守る方法を探ると同時に、インターネットに潜むリスクや危険について、ご自身でも学ぶことが必要になっています。

バランスの取れた食事をとっているか、宿題はちゃんとできているか、時間になったら布団に入って寝る準備ができているか…。

それでなくても子育てにはやることがいっぱい。

それをしっかり果たされている保護者の方々には頭が下がります。

まずはご自身を褒めてあげてください。…さて、続けましょう。

お子さまにとっては、新しくて楽しみがいっぱいの遊び場をつくり出してくれたデジタルワールドですが、大人にとってはそう簡単なものではありません。

保護者の方がお子さまにオンラインの安全について話をする時間は、平均でわずか46分間。1ヵ月でも1年間でもなく、ひとりのお子さまにかける全体の時間が、それだけです。

インターネットがこれほど普及する前のように、時間があれば子どもたちは外で遊んでいるのが良かったのに…と言うこともできるでしょうが、それは本当でしょうか?

子どもたちは、テクノロジーから大きな恩恵を受けることもできます。インタラクティブなオンライン学習をサポートするのはテクノロジーです。また、クリエイティブなひらめきを得たり、仲間とのつながりの場をつくったり、その場にいない家族や友だちとの連絡手段となったり、世界中のあらゆる知識にアクセスできたりするのもすべてテクノロジーのおかげです。例をあげれば数限りありません。

お子さまと楽しくオンラインの安全について話そう

お話をはじめるきっかけから、まずスタートしましょう。

レゴウェブサイトのBuild & Talk ページには、ご家庭のレゴブロックでクリエイティブに遊びながら、デジタルセーフティや心身の健康について楽しくお話できるトピックをご用意しています。

アクティビティパックをダウンロードして、おうちのレゴブロックを手元に用意すれば、準備完了。アクティビティパックには、スクリーンタイム、ネットいじめ、プライバシー保護、オンラインでの安全な情報共有など、さまざまな大切なトピックをお話しながら楽しめるアクティビティがたくさん揃っています。

特に、お子さまのバランスの取れたスクリーンタイムを実践するには、とにかくコミュニケーションを続けることが大切です。オンラインの安全については、時間をとって話をするように努め、お子さまが聞きたいことや不安に思うことがあるときにはいつでも相談できる雰囲気づくりを心がけてください。

相談できる人はいますか?

オンラインでの出来事についてイヤな思いをしたり、不安に感じたりしたときに、お子さまには相談できる人がいますか?保護者の方以外にも、お子さま自身から思いを伝えて助けを求められる大人の方なら他の人でもよいので、とにかく相談できる存在がいるようにしましょう。

あわせて、自分自身やまわりの人を自分で守る手立てとして、報告ツールの使い方をお子さまに話しておくとよいでしょう。ほとんどの主なSNSプラットフォームやアプリには報告ツールが備えられており、不適切な・有害な・嫌がらせ的なコンテンツにフラグを付けて報告したり、ネットいじめやハラスメントがあればブロックして報告したりできるようになっています。

オンラインでのふるまい方や、他のネットユーザーを尊重し配慮する方法をお子さまが学べるように導き、未来の優れたデジタル市民を育てていきましょう。

お子さま向けのアプリやプラットフォーム

お子さまが利用しているアプリやプラットフォームが、お子さま向けにつくられていることを確認するだけでも、ひとつ安心できます。では、安全なプラットフォームやアプリはどうやって見分けるのでしょうか?

まずはご自身で調べてみてください。利用規約を読み、プライバシー設定を確認するとともに、他の保護者の方からのおすすめを聞いてみましょう。アプリの年齢制限も必ずチェックしてください。

また、VPC(verifiable parental consent:本人確認済みの保護者の同意)について知っておくことで、お子さまのオンライン体験を守ると同時に安心感も得ることができるでしょう。

VPCとは、オンラインアプリやプラットフォームが、お子さまの個人情報を収集したり、特定の機能にアクセスさせたりする前に、保護者の方の同意を求めるプロセスです。

レゴ ライフ、レゴ®スーパーマリオ™などレゴグループのソーシャルアプリでもVPCを義務付けています。とは言っても、難しい手続きではありません。ID確認またはクレジットカード情報を提供していただくだけ。 もちろんクレジットカードに請求されることもなければ、ID情報や金融機関の情報が保存されることもありませんのでご安心ください。

VPCを行えば、お子さまがアプリで仲間とつながって、クリエイティブに遊んでいる間も、アプリ内のアクティビティの最新情報を把握し、お子さまが利用できる機能もすべてコントロールしていただけます。

確かに、オンラインの安全というのは気の重いトピックだと思われる気持ちはわかりますが、正しい知識を得ることが安全の第一歩です。

今、大人の方もお子さまも、ますます広がるデジタルの世界で生きる時代が訪れています。UNICEFの協力を得て、オンラインの安全のための10のアドバイスをまとめましたので、ご家族みなさんがスクリーンタイムを安全に過ごすため、ぜひご一読ください。記事の中に、助けが必要な場合の連絡先やプライバシーに関するリスクなどがわかりやすく説明されています。