フィジェットトイをつくろう

フィジェットトイをつくろう

数年前にフィジェットトイが大流行しました。2017年に大ブームを引き起こしたハンドスピナーは、通学・通勤のバスや電車の中から学校、オフィスまで、あらゆるところで回っていましたね。

2020年は家で過ごす時間が増え、不安やストレスの解消、集中力アップにフィジェットトイの効果が改めて見直されました。

では、ここでフィジェットトイの働きをご説明しましょう。おもちゃそのものが感覚を刺激することはもちろん、目的もなく遊ぶことによって、しばし雑念から解き放たれるという研究報告もあります。

手遊びには創造力を高める効果があると言われ、落書きのような動作が、問題解決などの認知活動に役立つという研究報告も発表されています。つまり、フィジェットトイには思考や自己表現を助ける働きがあるのかもしれません。単純作業を無心に続けることが創作活動に役立つと言うアーティストも数多くいます。『Portrait of the Artist as a Young Girl』の著者グレイソン・ペリーは、幼年期にレゴ<sub>®</sub>ブロックで遊ぶ度、落ち着きを取り戻し、創造力が湧いたと述べています。

「レゴブロックで遊ぶときは、ただ無心になって組み立てだけに集中し、そこには何の思い入れもありません。感情のもつれから脱け出すことができます。限られたオプションの中から組み合わせを考えればいいだけなので、途方に暮れることもありません。」

レゴブロックでフィジェットトイをつくるヒントをご紹介します。

ルールのない自由な遊び

「ルールを忘れて本能のままに遊ぶ」のがレゴの掟。アイルランドの劇作家ジョージ・バーナード・ショーは、すばらしい格言を残しています。「年をとったから遊ばなくなるのではない。遊ばなくなるから年をとるのだ。」

大人になると、格式ばった意味のある遊びこそがふさわしいと考えがちです。子どもたちの遊びには、目標や結果など関係ありません。遊びたいから遊ぶ ― それだけです。成果を求めないからこそ、心が自由に創造の世界を駆け巡るのです。さあ、ブロックを前にして、何が起きるか試してみませんか。完璧な作品をつくる必要はありません。ブロックの組み立て作業に集中するうちに雑念を忘れて、平静さを取り戻せます。思いがけないことが引き金になって、想像を超える面白い作品が生まれます。#RebuildTheWorld #創造力が世界を変えるキャンペーンをご覧になれば、それをご理解いただけるはずです。

なんとなく楽しくなる

はじめてレゴブロックを組み合わせたとき、あの「カチッ」という音にワクワクしませんでしたか。無意識のうちにボールペンをカチカチさせた経験はありますか。小石をギュッと握りしめると、なんとなく落ち着くという方もいらっしゃるかもしれませんね。こうした何気ない動作でリラックスすることは、よくあります。そんなリラックスのためにレゴブロックを組み立ててみませんか。ここでは3つのヒントをご紹介します。

音:

音には、気持ちを落ち着かせる効果があります。体内のストレスホルモンを低下させる音もあります。英国音楽療法学院が発表した歌は、血圧を下げると言われています。ブロックのカチッという音はもちろん、動かすと音をたてるパーツを組み合わせてみましょう。

丸み:

丸みを帯びた形状は、見た人をリラックスさせると言われています。1921年、スウェーデンの心理学者ヘルゲ・ルンドホルムは、被験者にさまざまな感情を示す言葉を聞かせ、それをイメージする線を引かせました。すると「やさしい、気配り」といった言葉を聞いた被験者の多くが曲線を描きました。レゴブロックには、丸みなんかないと思われるかもしれませんが、角ばったもので丸みを帯びた形状を創り出すことにワクワクしませんか。どうやったらいいかわからない?The Brickmanさんの作品をこちらでご覧ください。創作のひらめきが、たくさん見つかります。

動き

レゴブロックでフィジェットトイをつくるとき、最も大切なことは動きです。どんな形状であっても、ピンや軸、接続パーツを使えば、いじる度になめらかに動きます。その点、レゴブロックを使えば、創造の可能性は無限大です。

レゴブロックを使ったフィジェットトイの作り方をご覧ください

なんとなく楽しい気分になるレゴ<sub>®</sub>ブロックの作品をチェック!

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