求むイーグル族

それはクリスマス・イブの夜だった。イーグル族の屋敷中を、ある生物が動き回っていた。どうやらネズミではないらしい。 ドアをノックする音が聞こえた。エリスは不思議に思いながら、広い床を横切った。 「だれなの?」エリスはたずねたが、何も答えない。エリスはどうしてもドアを開けたくなった。  100メートルほどある戸口の階段には、バスケットが置いてあった。エリスはそこから聞こえる声に耳をかたむけた。

クリスマスにほしいのは…

エリスの中に宿るフェニックスの魂、おまえは勇かんな鳥だ。 バスケットをのぞいて、何をすべきかさとるのだ。  高貴なハゲワシ族の家に生まれた赤んぼう この子はブームブームだ。 エリスはほほえんだ。彼はかわいらしい顔をしているが、 ブラスター銃を取り出して、今にも発射しようとしている。  手とつばさを空高く上げ、 エリスは自分のベッドでゆっくりねむりたいと考えていた。 

鳥 vs. 鳥

気がつくとエリスは何度もつばさをはためかせ すでに決意をかためていた。 ハゲワシ族はイーグル・シティをせんきょしたが、エリスは腹をすえてじっと一点を見つめていた。 彼らは慎重に、おだやかに、すべてを実行した。 ハゲワシ族の戦略は完ぺきだった。 車に乗せられ、真夜中を走っていった。なぜ戦うのか、その理由については一言も発せられなかった。