21022 リンカーン記念館

データ

  • 所在地:ワシントンD.C.、ナショナル・モールの西側
  • 設計者:ヘンリー・ベーコン
  • 様式:ボザール様式
  • 建築材料:外装:コロラドユール大理石、テネシーピンク大理石、マサチューセッツ御影石内装: インディアナ・ライムストーン、ジョージア白大理石、テネシーピンク大理石、アラバマ大理石、青銅、真ちゅう
  • 大きさ:59 メートル X 36 メートル / 189.7 フィート x 118.5 フィート
  • 建築期間:1914~1992年
  • 費用:2,957,000ドル

歴史

エイブラハム・リンカーンにふさわしい記念館をつくろうという動きは、彼が1865年に亡くなる以前から始まっていました。しかし記念館の形や場所をめぐって何十年も議論が交わされた結果、実際に完成したのは57年後のことでした。

記念館そのものは伝統的なギリシャ神殿の様式を取り入れたもので、建築物の大きさは58メートル X 36メートル、高さは30メートルにもなります。周囲は36本のドーリス様式の柱で構成されていますが、これはリンカーンが亡くなった時の合衆国の州数が36であったためです。

記念館の内部は3つの部屋にわかれています。北と南の部屋には、リンカーンの第二期大統領就任演説とゲティスバーグ演説が刻まれています。これらの銘刻の上部には、リンカーンが生涯持ち続けた理念を表す壁画が並んでいます。

北と南の部屋の間には中央の部屋があり、ここにはひとり黙考するリンカーン坐像が設置されています。

建築家

ヘンリー・ベーコン(1866年~1924年)ヘンリー・ベーコンはニューヨークを拠点に活躍した建築家です。ヨーロッパをくまなくまわり、特に古代ギリシャの建築を好んでいました。彼はパンテオンの名で知られるギリシャ神殿からリンカーン記念館の着想を得ました。記念館には、南北戦争によって引き裂かれた国を再統合するという象徴的な役割があることを、ベーコンは直感的に理解しました。そして建築資材をできるだけ多くの州から調達しようと考えたのです。

ダニエル・チェスター・フレンチ(1850年~1931年)ダニエル・チェスター・フレンチは時代を代表するアメリカの彫刻家で、記念館の内部に鎮座するリンカーン像が最も有名な作品となっています。彫刻は完成までに4年を要しました。重量は175トンで、28個のジョージア産の白大理石が使われています。

ジュール・ゲラン(1866年~1946年)ジュール・ゲランは長さ18.3メートル、高さ3.7メートルにおよぶ2枚の壁画を担当し、彼の絵が記念館の内部を彩りました。壁画はエイブラハム・リンカーンの主義を象徴するもので、解放と統合を成し遂げたリンカーンの偉業をたたえています。

商品をくわしく見る